琴似神社の境内に保存されているこの兵屋は建築当時そのままの姿です。 明治7年屯田兵例則が定められ、入地を琴似と定め、屯田兵は第一大隊第一中隊と呼称された。 各戸に150坪の宅地を割当て兵屋208戸を建築、翌8年発寒に32戸、合わせて240戸の大集団でした。 間取りは8畳と6畳のふた部屋。いまでいう1LDKといったところです。 屯田兵たちはここに寝起きして札幌の開拓にとりかかったのです。